
年に一度、株式会社電通が発表している日本の広告費の推計が2月24日に発表されました。
2014年の特徴として、下記の3点が挙げられており、
・総広告費6年ぶりに6兆円超え
・インターネット広告費が初の1兆円超え
・21業種中14業種が前年を上回る
全体としては、前年比102.9%と3年連続上昇しているとの事でした。
個人的には興味があったのは、やはりインターネット広告費についてでした。
インターネット広告費は”インターネット広告媒体費+インターネット制作費”で算出され、
ざっくり説明すると、
インターネット広告媒体費とは、運用型広告や枠売り広告やアフリエイト広告やスマホ広告などで発生する費用であり、インターネット制作費は、サイト制作のことです。
”2014年の内訳”
インターネット広告媒体費 8,245 億円(同 114.5%)
インターネット制作費 2,274 億円(同 104.4%)
合計 1 兆 519 億円(前年比 112.1%)
この内訳を見ると、総広告費が6兆円ですので、広告費全体の約17%を占めていることになります。
インターネット広告費は毎年増加を続けており、中でも、インターネット広告媒体費に含まれる、運用型広告費は5,106 億円と前年費123.9%と躍進しており、よく言われているとおり、ネット広告は「買う」ことから、「コントロールする」というパラダイムシフトが起きていることを実感出来る統計だと感じました。
運用型広告は、ターゲットの属性(地域・年齢・興味・キーワード)を自由に選択出来る上、広告主が買いたい値段で広告が買える(※落札出来れば)点や、バナー広告・動画広告・レコメンドバナーなど種類が豊富な点が非常に優れており、インターネット広告をより効率的に利用する事が出来るので、これからも成長していく分野だと思います。
インターネット制作費についても、制作単価が下がったという点はあるものの、件数は増加を続けております。
むしろ、制作単価が下がったことで、個人レベルまでホームページを持つ人たちが増えてきており、主婦の方が自身のハンドメイド品をインターネットで販売する時代です。
中小企業や個人事業主の方でも、ホームページが必須の時代になってきているので、競合他社に差をつけられる前に、ホームページを始めた方が良いでしょう。
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